入院当日
家族から離れて不安でいっぱいの患者さんに安心して入院、治療を受けてもらうために、睡眠治療説明用紙を用いて検査や入院中の流れについて説明し、患者さんに寄り添う支援をしています。
小児病棟では乳児から中学生までの睡眠障害の患者さんが入院されています。看護師は患者さんが安全、安楽に治療・検査・リハビリを受けながら、規則正しい睡眠リズムを身につけられるように援助しています。日光浴をしたり体育館を活用したりすることで体力向上にも取り組んでいます。 また、医師やセラピスト、保育士と連携し、家族から離れて入院する患者さんの精神的なサポートもしています。訪問学級と連携をして学習のサポートなども行っています。
家族から離れて不安でいっぱいの患者さんに安心して入院、治療を受けてもらうために、睡眠治療説明用紙を用いて検査や入院中の流れについて説明し、患者さんに寄り添う支援をしています。
患者さんの睡眠の状態を把握するために検査を行います。看護師はパンフレットなどを使い、わかりやすく検査の説明をしています。
睡眠障害の患者さんは体内時計のズレがあり、規則正しい生活を送ることが困難になっています。 看護師は食事、入浴、運動から、洗濯、ベッド周囲の整理整頓など生活全般に関わり、生活習慣を見直して規則正しい生活が送れるよう助言・指導を行っています。 睡眠リズムが整ってきたら、何が睡眠にとって良かったのかを一緒に振り返り、患者さん自身が良かったことに気づけるように関わっています。
看護師は保育士と協力し、お花見やクリスマス会などの季節の行事や、誕生日会を行っています。 またパズル、トランプ、ボードゲームなどの遊びを通して患者さん同士の社会的交流を図っています。
入院時の検査結果により高照度光治療を開始します。朝、確実に光が浴びられるように光の照射状態の確認と日々のスケジュールの調整をしています。
日中の深部体温を上昇させるために低温サウナ療法を行います。安全に治療が受けられるように治療前後で体温・血圧・脈拍を測ります。 頭痛やめまいなど体調の変化に注意して観察に努めています。
自律神経を整えるために作業療法士が運動機能の評価を行い、エアロバイクのメニューを決定します。看護師は患者さんが毎日エアロバイクができるように見守り支援しています。
患者さん・ご家族が疾患について理解し、退院後も患者さん自身で睡眠リズムを維持できるように睡眠衛生指導教室を開催しています。患者さん・ご家族の状況に合わせて細やかな対応を心掛けています。
入院生活で不安を抱く患者さんに寄り添い、話を傾聴し、不安の軽減に努めます。患者さんの発達特性を理解し、一人一人に合わせた関わりを心掛けています。 睡眠覚醒リズムが整わない要因を一緒に考え、その解決方法を一緒に探します。また、復学を目指す患者さんのために、学校やご家族と連携しています。 復学が円滑に進むように調整してから退院を迎えられるように取り組んでいます。